【プロ野球】2段モーションについて
どうも、GKJUMPMANです。
今日はちょっとした野球ネタです。
それは、今野球界でちょっとした話題になってる投手の2段モーションについて。
2段モーションが日本のプロ野球で禁止になったのは、2005年から。
野球の国際化を目指すという方針が打ち出されて、
国際基準に合わせることが目的でした。
その時、多くの球団のエース級ピッチャーが2段モーションで投げていました。
横浜の三浦大輔 投手
近鉄の岩隈久志 投手
ダイエーの斉藤和巳 投手
阪神の藤川球児 投手
西武の松坂大輔 投手
などなど日本を代表する投手たちが2段モーションで投げていました。
禁止されてからは各投手フォームの改造に苦戦して
特に三浦大輔 投手、岩隈久志 投手は特に苦戦してました。
そもそも、2段モーションとは、
『投球時に足をいったん上げてから下げ、また上げて投球動作を行うことを指す。
このとき投球動作中にわずかでも全身が静止すると、
公認野球規則5.07項で規定する正規の投球動作に違反するため、反則投球と判定される。』
だそうです。
簡単に言うと、
「投球動作に入ったら制止せずにスムーズに投げなさい」
ということ。
2段モーションは、投手にとっては打者のタイミングを外すための
投球術の一つでした。
変則フォームだと打者が打ちにくくなりますからね。
2段モーションが禁止されて、
最近では全くそういった投球動作を指摘される選手は減りましたが、
最近の試合でまた話題になるようになってしまいました。
事の発端は、8月17日(木)の西武 vs 楽天での試合。
西武の先発は菊池雄星 投手。
今年開花して、球界を代表する左腕に成長してます。
しかし、2回表の楽天の攻撃中、
1アウトで松井稼頭央 選手に投じた初球が反則投球の宣告。
菊池投手が2段モーションで投球したとのことで、ボールを宣告されました。
そして、2球もファールだったが、これまた反則投球ということでボールに。
その後は、2段モーションにならないようにクイックで投げて、
楽天打線を3安打無失点に抑えました。
試合は3-0で勝ったものの、西武側の怒りは収まらず…
辻初彦 監督は
「なんで今更指摘するんだ!?」
菊池雄星投手も
「キャンプの時には言われなかったのに、なんで今更言われるのか分からない」
と怒り心頭。
私も長年西武ファンやってるので、最初は
「審判へたくそやな~」とか「どこ見とんねん!?」
くらいは思ってましたよ、正直。
でもね、YouTubeとかで検証動画がいっぱい上がってますが、
明らかに投球フォームがキャンプの時と変わってるんですよ…
右足が明らかに上下してるんですよね。
そして、迎えた8月24日(木)の次の登板。
プロ入りから一度も勝ててない福岡ソフトバンクホークスが相手。
「フォーム修正できてるかな~」
と思った矢崎の初球、先頭の川島慶三 選手に対してストレートを投げて、
空振りをとったのにまたしても反則投球ということでボールの宣告…
その後は、クイックで投げるものの動揺していたのか、
3回7失点でKO…
福岡3連戦でまたしても3タテを食らいました。
ここで思うのは、
「楽天が弱かったから勝てた」とか
「ソフトバンクが強かったから負けた」
ではなく、修正できなかった菊池雄星の責任だということ。
憶測ですが、首脳陣としてはフォーム改善に向けて
過去の投球フォームなども動画でチェックしていたでしょう。
投手コーチも付きっきりで指導して改善に取り組んだでしょう。
シャドーピッチングもさせていたでしょう。
それでも、修正できてないということは、首脳陣というよりかは、
修正できなかった菊池雄星の問題だと感じてしまいます。
厳しいことを言うようですが、
ソフトバンク相手に1勝もできてないというので苦手意識があるのかもしれませんが、
楽天戦では試合中に見事に修正できたわけですし、
ソフトバンクが相手でも試合中に修正できたはずです。
審判だって人間なので、審判一人一人で特徴も違いますし、
ストライクゾーンも微妙に違ってますし、
審判にばっかり説明を求めるのではなく、
キャンプ中のフォームに戻すように修正、確認の方が最優先です。
一回体にクセが染みついているので、口で言うのは簡単ですが、
それを取り除かない限りは、次回の登板でも指摘されますし、
改善できないと本人の為にもなりません。
ましてや「エース」と呼ばれてるわけですから。
ストレートの走りが悪いと試合中にフォームを変えて調子を取り戻したりしているので、
適応能力はあるので、すぐに改善出来るとは思います。
しかし、問題なのは彼のメンタル。
あまり強い方ではありません。
「フォームが大丈夫なのか不安で夜も眠れなかった」
など言っていた記事もありましたからね。
「また反則投球だったらどうしよう」
「なんでオレだけが反則投球とられるんだ」
とかは極力考えないように次回の登板に向けて改善に取り組んでほしいです。
コーチ陣はアドバイスはするものの
結局は本人のそういった気持ちを根本から変えてもらわないと
「エース」と呼ばれている以上は、菊池投手に頼らなければいけない試合は
必ず訪れるので、その瞬間に向けて今は我慢の時。
いずれは、ホークス相手に勝ってもらわないといけないですし、
ホークスの前に立ちはだかってもらわないといけない存在なんですから。
今後の菊池雄星が改善できるかに注目していきたいです。
それでは、また。
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